13代校長 天野 貞祐

(1884~1980)神奈川県津久井町の名主の家に生まれる。明治30年(1897)獨逸学協会学校に入学。第一高等学校を経て、明治45年(1912)京都帝国大学文学部哲学科卒。卒業後、七高、学習院教授を経て京都帝国大学教授となる。この間、研究者・教育者としての天野理念の結実をみた。日本で最初の本格的なカント哲学研究者。文学博士。昭和25~27年(1950~1952)第三次吉田内閣の文部大臣となる。退任後、昭和27年(1952)母校の獨協中学・高等学校長となり、学園の復興と新生を指導した。昭和39年(1964)獨協大学を設立し初代学長となる。昭和30年(1955)西ドイツ政府から星付大功労十字勲章を贈られる。昭和48年(1973)獨協医科大学の創立に努めた。文化功労者、勲一等旭日大綬章を受賞。「天野貞祐全集」全9巻がある。
また、獨協大学内には 天野貞祐記念室 がある。