獨逸学協会会員名簿(獨協学園百年史編纂室編)
本印は普通本会員、無印は栄誉会員または地方会員
貴印は明治23・4・5年就任の貴族院議員
衆印は明治23年、第一回総選挙の衆議院議員
会員名 | 分類 | 明治14年当時の 役職地位(現住所) |
略歴 | 備考 | |
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1 | 相原重政 | 本 | 太政官統計局1等属(明治17年) | 統計局属(京橋区築地2丁目27番) | 東京出身 |
2 | 相原安次郎 | 茨城県少書記官 | 東京出身 | ||
3 | 青木周蔵 | 貴本 | 獨国伯林公使館特命全権公使 | 獨墺蘭各公使、貴族院議員、外務大臣を歴任、枢密顧問官、子爵、大正3年没 | 長州藩士、藩医の子、獨逸学協会学校評議員 |
4 | 青木貞三 | 太政官権少書記官(明治15年) | 内閣官報局長、明治42年没 | 東京平民 | |
5 | 青山大太郎 | 本 | 太政官文書局一等属(明治17年)(芝区西久保葺手町25) | マイエット「日本農民の疲弊及び其救済策」訳者 | 宮城、マイエット「公債弁」訳者 |
6 | 赤川戇助 | 福岡県大書記官 | 奇兵隊員、遊撃隊総督、秋田県令 | 山口士族、藩医の子 | |
7 | 浅井新一 | 内務省秘書課長一等属(湯島天神町1丁目64) | 内務省御用掛准奏 | 静岡出身 | |
8 | 阿部弥惣太 | ||||
9 | 荒川邦蔵 | 本 | 外務省御用掛(麹町区中6番町5) | 獨逸留学(明治3年)、参事院議官補兼太政官権少書記官、帝国党活動、福井県知事、内務省地方局長、衛生局長、明治36年没 | 山口士族、協会第一部委員、「獨逸学協会雑誌」編集者 |
10 | 荒木卓爾 | 本 | (福井藩士出身か) | 西周の「育英会」塾生(明治3年) | |
11 | 有松英義 | 本 | (高等文官試験合格) | 三重県知事、内務省警保局長、法制局長官、枢密顧問官 | 岡山郷士、獨逸専修科21年卒業 |
12 | 有栖川熾仁親王 | 太政官左大臣、陸軍大将、兼議定官、二品大勲位 | 仁孝天皇御猶子、明治28年没(麹町区永田町2丁目16) | 皇族、マイエット講義受講者 | |
13 | 粟田松蔵 | 本 | (群馬県出身)(高等文官試験合格) | 大審院判事、東京控訴判事 | 獨協専修科卒業(明治21年) |
14 | 安藤清人 | 本 | (牛込区牛込南町2) | ドイツ留学(鉱山学) | 熊本士族 |
15 | 飯田年治 | 本 | 農商務省駅逓局5等、運輸課長兼庶務課長(明治17年) | (四谷区四谷左門町87) | 品川の部下(山口士族か) |
16 | 飯山正秀 | 本 | (谷千城・杉浦重剛らの保守国粋派、第1回総選挙に落選) | 愛媛、獨協委員補、 ブルンチェリ「獨逸法律政治論纂」の訳者、 「学林」編集人 |
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17 | 生田堯則 | 本 | (下谷区練塀町7) | 東京外語卒業、東大予備門助教諭、陸軍教授、明治30年没 | 東京士族、獨協学校教員、「獨逸学協会雑誌」第三号以来の名儀人 |
18 | 生田 秀 | 本 | 内務省衛生局5等技手 | 大日本麦酒会社取締役、明治39年没 | 新潟 |
19 | 池田謙斎 | 本 | 東京大学医学部綜理、陸軍軍医監、兼一等侍医、文部省御用掛(神田区駿河台北甲賀町9) | ドイツ留学(明治3年)、侍医局長、宮内省御用掛、中央衛生会議員、男爵、大正7年没 | 長岡出身の幕医、協会第2部委員、獨協学校評議員(緒方洪庵門下) |
20 | 池田正友 | 本 | 東京外国語学校助訓導 | 同教諭(明治13~16年) | 東京 |
21 | 石川千代松 | 本 | (モース東大教授の弟子) | 動物学者、進化論者、東大教授、昭和10年没 | 幕臣、獨協学校長 |
22 | 石黒 務 | 福井県令 | 福井県知事、明治39年没 | 滋賀士族 | |
23 | 石田英吉 | 秋田県令 | 千葉・高知県知事、農商務次官、貴族院議員、男爵 | 高知藩士、海援隊員 | |
24 | 石津為輔 | 本 | 外務省御用掛判任(赤坂区赤坂田町5丁目17) | 山口士族 | |
25 | 諫早仙吉 | 本 | 太政官参事院御用掛准奏任(明治16年) | ドイツ留学(明治4年)(芝区西久保巴町26) | 伊万里県人 |
26 | 磯貝静蔵 | 神奈川県少書記官 | 台南・鳳山両県知事、明治43年没 | 大垣藩士 | |
27 | 磯田森之助 | 本 | (北海道出身) | 獨協専修科卒(明治21年) | |
28 | 市川正寧 | 地租改正5等出仕 | 1等主税官、明治18年没 | 筑摩士族 | |
29 | 伊藤博文 | 貴 | 参議、参事院議長(松陰門下、幕末渡英)(赤坂区霊南坂町1) | 初代首相、枢密院議長、公爵、暗殺 | 山口士族、初代韓国統監 |
30 | 伊東巳代治 | 太政官内務部少書記官(伊藤憲法調査に随行) | 内閣書記官長、枢密顧問官、貴族院議員、伯爵、昭和9年没 | 長崎士族(麹町1番地19) | |
31 | 井上馨 | 参議兼外務卿(幕末渡英)(外務省官宅) | 大蔵大輔、工部卿、農商務相、蔵相を歴任、侯爵 | 山口士族、養女かなは桂太郎妻 | |
32 | 井上 毅 | 太政官法制部大書記官(牛込区市ヶ谷薬王寺前町80) | 大学総舎長、欧米巡回、内閣書記官長、枢密院書記官長、枢密顧問官、文部大臣、子爵、明治28年没 | 熊本士族 | |
33 | 井上省三 | 本 | 農商務省工務局御用掛准奏任(千住羅紗製造所内) | 北白川宮に随行しドイツ留学(製絨器械)、千住製絨所長 | 山口士族(妻はドイツ人) |
34 | 井上 勤 | 本 | 大蔵省関税局御用掛准判任 | リットン「開巷驚奇、竜動鬼談」(1880)訳者 | |
35 | 今村石介 | 本 | 太政官参事院9等相当(麹町区下2番42) | 八王子区裁判所検事、明治29年没 | |
36 | 岩倉具定 | 本 | 内務省取調局御用掛准奏 | 米国留学(明治3年)、貴族院議員、爵位頭、学習院長、宮内大臣、岩倉鉄道学校総長、公爵、明治43年没 | 公卿、岩倉具視の次男 |
37 | 岩倉具綱 | 大蔵省議案局謙少書記官、3等掌典 | 宮内省掌典長、宮中顧問官、公爵、大正12年没 | 公卿、岩倉具視の嗣子 | |
38 | 岩佐 巌 | 本 | 東京大学理学部教授(麹町区飯田町3丁目29) | 獨逸留学(明治3年)、東京帝大教授、明治32年没 | 福井藩士、協会第3部委員 |
39 | 岩佐 純 | 宮内省2等侍医(日本橋区蠣殻町2丁目21) | 蘭学者、勅任官1等侍医、男爵、明治45年没 | 福井藩士、坪井為春門下 | |
40 | 岩佐為春 | 千葉県大書記官 | 千葉県参事、千葉県大書記官 | 千葉士族 | |
41 | 岩村高俊 | 貴 | 内務省戸籍局長、大書記官(愛媛・石川県令) | 石川・愛知・福岡・広島県知事、貴族院議員明治39年没 | 高知士族、通俊や林有造の弟 |
42 | 岩村定高 | 貴 | 三重県令 | 山形県令、元老院議官、貴族院議員、明治32年没 | 三重士族 |
43 | 巌谷立太郎 | 本 | (麹町区麹町平河町5丁目14) | 大学南校を経てドイツ留学(工学・鉱工学)、帝国大学教授、貴族院議員 | 滋賀水口藩士、獨協学校評議員の小波(末雄)は末弟 |
44 | 岩山敬義 | 農商務権大書記官(明治16、農務局長) | 蘭学者、渡米、駒場農学校長、宮崎・石川県知事 | 鹿児島藩士 | |
45 | 上村行徴 | 鹿児島県大書記官 | 宮崎県参事兼7等判事 | 鹿児島藩士 | |
46 | 上村直則 | 長崎県少書記官 | 長崎県1等属、同少書記官、明治17年没 | ||
47 | 氏家禎介 | 本 | 内務省庶務局7等属(麹町区有楽町1丁目5) | 内務省庶務局4等属 | 山口士族、獨協庶務委員補、ラートゲン「行政学講義」訳者 |
48 | 内田忠雄 | 山梨県4等属 | 山梨県少書記官 | 熊本 | |
49 | 内村良蔵 | 東京外国語学校長(本郷区弓町1丁目12) | 岩倉大使随行者、文部権大書記官、明治43年没 | 山形士族、平田東助・千坂高雄の友人 | |
50 | 内海忠勝 | 長崎県令 | 奇兵隊員、岩倉大使随行員、府県知事を歴任、貴族院議員、会計検査院長、内務大臣、男爵、明治38年没 | 山口士族 | |
51 | 江口 襄 | 本 | 陸軍省、東京憲兵本部隊附2等軍医(明治15年) | 栃木士族 | |
52 | 大井和久 | 本 | 東京外語卒業 | 東京士族、獨協学校教員 | |
53 | 大内丑之介 | 本 | (福島県出身) | 関東都督府事務官、関東都督府外事総長 | 獨協専修科卒業(明治21年) |
54 | 大越 亭 | 石川県令少書記官 | 長崎県書記官、滋賀県知事、明治29年没 | 福島士族 | |
55 | 大迫貞清 | 貴 | 静岡県令 | 戊辰役遊撃隊長、警視総監、貴族院議員、沖縄県知事、子爵 | 鹿児島士族 |
56 | 大沢謙次 | 本 | 東大医学部教授(明治16年)、グロートを招請 | 明治3年ドイツ留学、帝国学士員会員、貴族院議員 | 東京士族、獨協学校評議員 |
57 | 太田豊之助 | 本 | 陸軍教授、明治20年没 | ||
58 | 大野 誠 | 本 | 太政官司法部権大書記官 | 長野県令 | 新潟新発田藩士 |
59 | 大村仁太郎 | 本 | 文部省東京外国語学校御用掛准判人(明治16年)マイエット『郵便学校貯金論』訳者 | 陸軍大学校・大学予備門・第一高等中学校等の獨逸学担当、獨逸皇帝より赤鷲第3等勲章、学習院教授輔仁会長、「獨逸語学雑誌」編集者 | 旧幕士族、獨協校長、大村長衛の子息、高田善次郎(陸軍教授)・大村恕三郎(音楽家)の実兄 |
60 | 岡田好樹 | 内務省図書局少書記官 | 内務省図書局権大書記官 | 長崎 | |
61 | 緒方道平 | 本 | 太政官会計部1等属 | 博多商業会議所特別議員、福岡県農工銀行㈱頭取 | 福岡士族 |
62 | 岡本兵四郎 | 本 | 陸軍省参謀本部出仕、歩兵大佐(赤坂区新坂町16) | 西南役第一旅団参謀長、陸軍中将、明治31年没 | 和歌山藩士 |
63 | 沖 守固 | 貴本 | 外務省書記官、神奈川県令(11月) | 岩倉大使随行者、各府県知事を歴任、貴族院議員、男爵 | 鳥取士族 |
64 | 小木貞正 | 本 | 明治商業銀行㈱監査、子息貞一は帝国林野管理局技手 | 石川士族 | |
65 | 奥 青輔 | 農商務省書記局権少書記官(麹町区上6番町35) | 米国留学(牧畜)、水産局長、明治20年ドイツで没 | 鹿児島士族、戊辰役の英雄 | |
66 | 尾越蕃輔 | 内務省社寺局権少書記官 | 内務省権大緑、京都府大書記官 | 山口士族 | |
67 | 落合済三 | 太政官内務部権少書記官(明治17年下期退会) | 内閣書記官、元老員議官補、明治22年没 | 萩藩士、「纂解史記正本」著者 | |
68 | 小野脩一郎 | 秋田県大書記官 | 北海道庁理事官、明治24年没 | 高知士族 | |
69 | 小野田元照 | 警視庁3等警視、陸軍歩兵中尉 | 山梨・静岡・宮城・香川県各知事、貴族院議員、上毛モスリン社長、大正8年没 | 群馬 | |
70 | 折田平内 | 開拓使権大書記官(黒田清隆の門下) | 山形県令、福島県知事、警視総監、栃木・広島・滋賀県知事、貴族院議員、明治38年没 | 鹿児島士族 | |
71 | 風祭甚三郎 | 本 | (本郷区湯島3組町83) | ||
72 | 片山重範 | 栃木県大書記官 | 岡山 | ||
73 | 桂 二郎 | 本 | 農商務省農務局御用掛准判任 | ドイツ留学(農学)、仏国留学(ブドウ酒)、鉱山事業 | 山口藩士、太郎の弟 |
74 | 桂太郎 | 本 | 太政官軍事部権大書記官、陸軍歩兵中佐 | 奥羽鎮撫総督参謀、ドイツ留学、台湾総督、陸軍大将、首相、蔵相、内大臣、侍従長、公爵、大正2年没 | 山口藩士、獨協学校長、評議員会長(麹町区平川町5丁目29) |
75 | 桂 正蔵 | 本 | 太政官参事院15等官相当 | (赤坂区赤坂田町3丁目11) | 山口 |
76 | 加藤弘之 | 貴本 | 東大法学、理学、文学部綜理(麹町区上2番町44) | 文・法博、男爵、貴族院議員、枢密顧問官、東京帝大総長 | 佐賀出石藩士、獨協学校長 |
77 | 鹿子木小五郎 | 本 | (高等文官試験合格)熊本士族 | 農商務省工務局長、和歌山・岐阜県知事、貴族院議員 | 獨協専修科卒業(明治21年) |
78 | 樺山資紀 | 陸軍省参謀本部御用掛、少将、警視総監 | 陸軍少将、海軍大将、海相、内相、文相、枢密顧問官、台湾総督、伯爵、大正11年没 | 鹿児島藩士 | |
79 | 樺山資雄 | 内務省会計局1等属、茨城県1等属 | 佐賀・岐阜・宮城・宮崎県知事、明治32年没 | 薩藩士、子は資英(内閣書記官) | |
80 | 樺山資綱 | (麹町区八重洲町2丁目4) | 鹿児島士族 | ||
81 | 勝間田稔 | 内務省取調局書記官 | 愛知・宮城・新潟県知事、宮中図書頭、明治39年没 | 山口士族(父は藩郡奉行、歌人) | |
82 | 神山郡廉 | 貴 | 和歌山県令 | 5等判事、元老院議官、貴族院議員、男爵 | 高知藩士 |
83 | 唐崎五郎 | 本 | (麹町上2番町12) | ||
84 | 嘉村今朝一 | 本 | 内務省衛生局7等属(明治16年) | 長崎 | |
85 | 川上正光 | 本 | 文部省、東大助教授 | 大学医学部教員、ドイツ語私塾経営 | 東京 |
86 | 河島 醇 | 衆本 | 墺国公使館1等書記生(獨逸公使館書記生) | ドイツ留学、外務省権大書記官、大蔵大書記官、衆議院議員、日本勧業銀行総裁、貴族院議員、明治44年没 | 鹿児島士族、伊藤憲法調査随行、福島県知事、北海道庁長官 |
87 | 河田景福 | 滋賀県大書記官 | 東京 | ||
88 | 河野通之 | 和歌山県大書記官 | 内務省権大書記官、会計検査院検査官、明治35年没 | 山口士族(萩藩名門) | |
89 | 菊地郡蔵 | 本 | 新聞記者(青森県出身) | 東京日日新聞記者 | 獨協専修科卒業(明治21年) |
90 | 岸良俊介 | 福岡県令 | 元老院議官 | 薩藩士、大審院長・岸良兼養は兄 | |
91 | 北尾次郎 | 本 | 当時は伯林大学へ留学中 | 獨逸渡航(明治3年)、明治16年帰朝、東大教授、東京山林学校教授、海軍教授、理学博士、明治40年没 | 島根士族 |
92 | 北垣国道 | 京都府知事 | 北海道庁官、枢密顧問官、男爵、貴族院議員、大正5年没 | 鳥取藩士、生野義挙参加 | |
93 | 北川 俊 | 本 | 山砲兵第6大隊少尉 | 農商務省工務局5等属 | |
94 | 北白川宮能久親王 | 本 | 太政官賞勲局議定官、陸軍歩兵中佐、2品勲1等(麹町区紀尾井町1) | 幕末維新時の輪王寺宮、ドイツ留学、内国勧業博覧会事務総裁、陸軍大将、近衛師団長、明治28年戦病死 | 皇族、獨協会長、大日本農会長(明治15年) |
95 | 北原雅長 | ||||
96 | 木下周一 | 本 | 陸軍省文官8等出仕、兼太政官軍事部1等属(芝区西久保桜川町4) | 英国留学(明治4年)、山形・台中・埼玉県知事 | 佐賀士族、桂の部下で渡独 |
97 | 木村松太郎 | 本 | 協会学校ドイツ学教師(明治18年) | 東京外語卒業、駅逓局御用掛、運輸課事務取扱 | 東京平民、獨協学校教員 |
98 | 木梨精一郎 | 貴 | 新潟県大書記官、陸軍歩兵中佐 | 長野県知事、貴族院議員、男爵、明治43年没 | 山口士族(東海道征討軍参謀) |
99 | 木脇 良 | 本 | (本所区緑町1丁目44) | 明治3年大学南校より獨逸留学 | |
100 | 九鬼隆一 | 貴 | 元老院議官、文部省少輔、内国勧業博覧会副総裁 | 貴族院議員、米国公大使、男爵、枢密顧問官、帝国博物館長 | 綾部藩士、京大教授・周造は息子(本郷区元町1丁目9) |
101 | 日下義雄 | 太政官外務部権少書記官、在英国、(京橋区築地2丁目37) | 長崎・福島県知事、弁理公使 | 山口藩士 | |
102 | 楠秀太郎 | 本 | |||
103 | 国司仙吉 | 宮内省2等掌典、式部寮6等出仕 | 奇兵隊員、木更津・印旛県参事、秋田県知事 | 山口藩士(松下村塾生)(本郷区竜岡町7) | |
104 | 国貞廉平 | 愛知県令(明治17年度下期退会) | 愛知県大書記官、明治18年没 | 山口藩士(干城隊頭取) | |
105 | 国重正文 | 京都府大書記官(明治16年、富山県令) | 富山県知事、内務省社寺局長、國學院長、稲荷宮司 | 山口士族 | |
106 | 久保田貫一 | 英国領事館2等書記生 | 参事院議官補兼書記官、鳥取県知事、司法省監獄局長 | 兵庫士族 | |
107 | 熊野九郎 | 大蔵省調査局少書記官 | 八幡隊参謀、大蔵省書記局受付課長、石川県大書記官 | 山口(五稜郭戦参加) | |
108 | 熊沢善庵 | 本 | 文部省東京大学助教授(北豊島郡金杉村130) | 北白川宮の獨逸留学随行者 | 大阪 |
109 | グロート | 東大文学部教師Adolf Groth(1854~1934) | 藤代禎輔京大教授、入沢達吉東大教授らの師 | 1880~85滞日、東大医学部予備門教師 | |
110 | 桑原伸一 | 本 | |||
111 | 郷田兼徳 | 青森県大書記官 | 青森県令、参事院議官補 | 鹿児島士族 | |
112 | 小坂善之助 | ||||
113 | 小崎利準 | 岐阜県令(明治5~19年) | 岐阜県知事(明治19~26年) | 三重士族 | |
114 | 小篠秀一 | 本 | |||
115 | 後藤敬臣 | 内務省庶務局1等属(牛込区牛込通寺町28) | 山口 | ||
116 | 小藤文次郎 | 本 | 明治14年ライプチヒ大、ミュンヘン大留学中 | 帝大教授、学士会院会員、足尾銅山鉱毒調査員、昭和10年没 | 津和野藩士 |
117 | 木場貞長 | 本 | 文部省御用掛准判任 | 獨逸留学(明治15年)、貴族院議員、行政裁判所部長 | 鹿児島藩士、東京外語卒業 |
118 | 小松仁親王 | 太政官議定官、陸軍中将、2品大勲位(明治16年) | 陸軍戸山学校長、参謀総長、元帥陸軍大将、大勲位 | 皇族、マイエット講義受講者 | |
119 | 小松三郎 | 本 | 大蔵省火災保険取調掛御用掛准判任 | (麹町区隼町19) | 平田の部下 |
120 | 小松済次 | 本 | 岩倉米欧使節団(明治4年随行)、2等書記官 | ||
121 | 小松原英太郎 | 外務省権少書記官(明治初年代は急進民権派) | 独国在勤、内務省出仕、埼玉・静岡・長崎県知事、内務省官房長、貴族院議員、大阪毎日新聞社社長、文部大臣 | 岡山藩士(明治14年は大隈派)、リセンドル「日本開進論」訳者 | |
122 | 近藤幸止 | 本 | 内務省庶務局権少書記官、獨逸学協会出版人 | アメリカ留学(明治4年)(麹町区飯田町5丁目40) | 三重亀山出身 |
123 | 近藤鎮三 | 本 | 文部省御用掛准奏任、明治四年、獨逸教育事情調査 | 東京審裁判所検事、獨逸教育書を多数紹介 | 静岡士族、「教育雑誌」寄稿者 |
124 | 西郷従道 | 参議、農商務卿、陸軍中将兼議定官(麹町区永田町1丁目4) | 台湾蕃地事務都督、特命全権大使、陸軍卿、元帥海軍大将、公爵、品川と国民協会を結成 | 鹿児島士族、隆盛の弟、明治2、3年に山県と欧米視察 | |
125 | 斉藤鉄太郎 | 本 | 大蔵省火災保険取調掛御用掛准判任、マイエット訳者(神田区三崎町2丁目5) | 東京外国語学校教諭、外務省翻訳官、獨逸公使館2等書記官 | 佐賀士族、平田の部下 |
126 | 酒井 明 | 徳島県令(明治13~19年) | 藩校明倫堂訓導、徳島県知事、伯爵、明治23年没 | 名古屋藩士 | |
127 | 境 二郎 | 島根県令(松下村塾保存会) | 吉田松陰門下生、山口明倫館教授、滋賀県参事 | 萩藩士、「忠節事蹟」の編纂掛 | |
128 | 相良頼紹 | 貴 | (伊藤憲法調査随行) | 子爵、貴族院議員、大正13年没 | 人吉藩主 |
129 | 崎山元吉 | 本 | |||
130 | 作間一介 | 太政官内閣大書記官(麹町区富士見町5丁目2) | 史官、元老院議官 | 山口士族、漢詩文家 | |
131 | 佐々木千尋 | 内務省警保局権少書記官 | 内務大録、権少警視、内務少書記官、明治37年没 | 敦賀士族 | |
132 | 笹田黙介 | 埼玉県1等属兼警部 | 山口出身 | ||
133 | 佐藤 進 | 本 | 陸軍本病院軍医監(本郷区湯島5丁目13)(右翼テロを受けた大隈の足の外科の外科切断者) | ドイツ留学(明治2年)、伯林大学留学、東京帝大医学部講師、順天堂病院長、東京大学付属病院長、男爵 | 佐倉藩士、獨協評議員、祖父は佐藤泰然、「精神の教養論」講述 |
134 | 佐藤秀顕 | 開拓史少書記官 | 管船局長、大正10年没 | 藤堂藩士 | |
135 | 佐藤興三 | 工部省鉱山局長、大書記官 | 群馬県令・知事 | 山口士族 | |
136 | 佐野常樹 | ||||
137 | 猿渡駒之介 | 本 | (東京府出身)(高等文官試験合格) | 行政裁判所評定官(渋谷区渋谷町竹下28) | 獨協専修科卒業(明治21年) |
138 | 佐和 正 | 宮城士族 | |||
139 | 沢井要一 | 本 | |||
140 | 三宮義胤 | (芝区高輪北町26)会計官権判事 | 軍監、式部長、妻は英人、明治38年没 | 英国留学、近江士族 | |
141 | 塩島一介 | ||||
142 | 志賀泰山 | 本 | 師範学校教師(明治18年度上期退会) | 帝国大学予備門教諭、獨協留学、ドクトル、農科大教授 | 東京平民(駿河台南甲賀8) |
143 | 品川 真 | 本 | (京橋区元数寄屋町2丁目4) | 陸軍教授、明治23年没 | 長崎平民、獨協教員 |
144 | 品川彌二郎 | 本 | 農商務省少輔(麹町区富士見町1丁目1) | 遊撃隊統率、滞独6年、農商務大輔、独逸公使、枢密顧問官、内務大臣、子爵、明治33年没(松陰門下) | 山口士族、獨逸学協会委員長、長男弥一も獨逸留学、妻は山県有朋の姪、義妹は平田東助妻 |
145 | 柴田承桂 | 本 | 内務省中央衛生会長、内務衛生局雇(明治16年)(神田区駿河台鈴木町1) | 獨逸留学(薬学、明治4年)、東大教授、薬学博士、明治43年没、「普魯士学校規則」訳者(明治8年) | 愛知県人、獨協第2部委員、獨協評議員 |
146 | 司馬亨太郎 | 本 | 協会学校ドイツ学教師(明治18年) | 陸軍学校教授、昭和11年没 | 獨協学校長、凌海の息子 |
147 | 島 義之 | 熊本県少書記官 | 愛知士族 | ||
148 | 島津久寛 | (明治16年度下期退会) | 薩摩藩一門、明治17年没(芝区佐久間町2丁目6) | 都城藩主 | |
149 | 下山 尚 | 三重県大書記官 | 度会県参事兼7等判事 | 敦賀士族 | |
150 | 白洲退蔵 | 横浜正金銀行取締役(15年)、岐阜県書記官(16年) | 藩校造士館教授、藩政改革家、廃刀論・版籍奉還論に活躍 | 播州三田藩士 | |
151 | 白根専一 | 内務省少書記官、庶務課長(本郷区金助町13) | 木更津県大丞、秋田県権参事、愛媛・愛知県知事、内務次官、逓信大臣、男爵、明治31年没(福沢塾生) | 山口藩士(埼玉県令・多助の子) | |
152 | 首藤 諒 | 本 | 農商務省工務局御用准判任(明治16年) | 農商務省特許局長、日本銀行理事 | 東京平民 |
153 | 杉孫七郎 | 宮内省大輔 | 欧州巡遊(文久2~3)、官軍参謀、宮内省博物局長、東宮御所御造営局長、枢密顧問官、伯爵 | 山口士族 | |
154 | 杉浦重剛 | 衆 | 東京大学予備門長、教諭奏任(明治16年) | 英国留学、東宮御用掛、日本中学校校長、大正13年没 | 雑誌「日本人」刊、衆議院議員 |
155 | 鈴木米三郎 | 大蔵省租税局2等属9等出仕 | 陸軍歩兵少尉、明治38年没 | 栃木平民 | |
156 | 周布公平 | 貴 | 太政官法制部少書記官、「白耳義国志」著者(麹町区5蕃14) | 神奈川県知事、男爵、内閣書記官、貴族院議員 | 山口藩士、藩重役・政之助の次男 |
157 | スピンネル・ウィンフリート | ドイツ語・史学(明治18年来日)Winfrid Spinner(1854~1918) | 欧米各大学で研究、獨逸自由神学派宣教師(壱岐坂協会)、向軍治・三並良・丸山通一の師 | 獨協学校教員(31歳) | |
158 | 関 新吾 | 太政官少書記官、元老院権少書記官 | 元老院書記官、福井県知事、岡山山陽新聞社社長、大正4年没 | 岡山藩士 | |
159 | 関 新平 | 愛媛県令 | 茨城県参事、熊谷裁判長、愛媛県知事、明治20年没 | 佐賀士族 | |
160 | 関 澄蔵 | 本 | 太政官文書局1等属(明治17年) | 開成学校卒、欧米巡回、農商務属、「市町村税論」講述 | ロッシェル「農業経済論」訳者 |
161 | 瀬戸荒熊 | 本 | |||
162 | 千田貞暁 | 広島県令(明治13年まで東京府大書記官) | 広島・新潟・和歌山・愛知県知事、男爵、明治41年没 | 鹿児島藩士 | |
163 | 曾 庸輔 | (芝区白銀猿町67) | (旧幕医官か) | ||
164 | 曾我部道夫 | 東京府1等属(明治16年) | 徳島 | ||
165 | 曾弥荒助 | 陸軍省会計局7等出仕、陸軍士官学校、太政官少書記官(麹町区内幸町2丁目9) | 戊辰役転戦、仏留学、衆議院書記官長、同副議長、司法大臣、大蔵大臣、韓国総監、子爵、明治43年没 | 山口士族(大村益次郎門下)(仏国大使) | |
166 | 高崎五六 | 岡山県令(明治8~17年) | 元老院議官、東京府知事、北白川宮別当、明治29年没 | 鹿児島藩士 | |
167 | 高田慎蔵 | 貿易商、欧米諸国巡視、高田商会創設、大正10年没 | 新潟出身 | ||
168 | 鷹司凞通 | 本 | 陸軍省戸山学校、同附少尉(麹町上2番町25) | ドイツ留学、貴族院議員、陸軍少将、侍従長、大正7年没 | 公卿 |
169 | 高津 暉 | 岡山県1等属1等警部 | 岡山県大書記官、警視庁次長、明治27年没 | 山形士族 | |
170 | 高橋健三 | 農商務省商務局御用掛准奏任 | 文部権少書記官、太政官権少書記官、官報局次長、内閣書記官長、明治31年没 | 静岡士族 | |
171 | 高橋琢也 | 本 | 陸軍省文官10等出仕(牛込区牛込弁天町74) | 陸軍省士官学校9等出仕、農林省山林局長 | 広島平民 |
172 | 滝 吉弘 | 内務省監獄局往復課長、准奏任 | 神奈川県少書記官 | 大分出身 | |
173 | 武井五蔵 | 本 | 大蔵省外国製品調度掛御用掛 | 「獨逸学協会雑誌」1・2号名義人 | (京橋区銀座3丁目18) |
174 | 武内常太郎 | 本 | (愛媛県出身) | 大日本麦酒常務 | 獨協専修科卒業(明治21年) |
175 | 多湖徳二郎 | 横浜アーレンス社員 | |||
176 | 田坂虎之助 | 本 | 陸軍少尉、ドイツ留学、陸軍少将 | 鹿児島藩士 | |
177 | 辰巳重範 | ||||
178 | 健野郷三 | 大阪府知事 | 豊津藩少参事、洋行、宮内省御用掛、太政官権大書記官、元老院議官、米国駐剳特命全権公使、明治41年没 | 福岡豊津藩士 | |
179 | 田中光顕 | 陸軍省会計局会計監督長(麹町区元園町1丁目39) | 兵庫県知事、会計検査院長、陸軍少将、警視総監、学習院長、元老院議官、宮内大臣、枢密顧問官、伯爵 | 高知藩士(岩倉大使随行) | |
180 | 田辺輝実 | 高知県令 | 内務省山林局長、高知・宮崎・佐賀・三重・宮城知事 | 兵庫士族 | |
181 | 田辺良顕 | 内務省警保局権大書記官、陸軍歩兵中佐 | 高知県令、同知事、元老院議官、明治30年没 | 福井士族 | |
182 | 谷口秀太郎 | 本 | 協会学校ドイツ学教師(明治18年) | 独語学者、陸軍教授、学習院教員、昭和13年没 | 三重平民、獨協幹事、教頭、「獨逸語雑誌」編集者 |
183 | 谷口起考 | 京都府少書記官 | 志賀出身 | ||
184 | 田沼 健 | 東京府少書記官 | 神奈川県書記官、山梨県知事、明治42年没 | 新潟士族 | |
185 | 田原 規 | 本 | 陸軍省文官13等出仕 | (神田区淡路町1丁目1) | 東京 |
186 | 田原養全 | (山口藩医家か) | |||
187 | 田原良純 | 本 | 内務省衛生局1等技手(明治16年) | 薬学博士、内務省衛生試験所長(駿河台南甲賀2) | 東京士族 |
188 | 辻春十郎 | 本 | 外務省墺国公使館3等書記生、陸軍少尉 | 独留学(明治4年)(麹町区平河町6丁目12) | 佐賀伊万里県人 |
189 | 津田精吉 | 本 | (山口県出身) | (陸軍教授・獨逸語) | 獨協専修科卒業(明治21年) |
190 | 妻木狷介 | 福井県大書記官(明治16年) | 明倫館都講、神奈川県書記官、福井県大書記官 | 山口士族、松陰門下、父は松陰師 | |
191 | 寺島秋介 | 貴 | 3等警視、陸軍大尉 | 奥羽征討参謀、大警部、元老院議官、貴族院議員、男爵 | 山口士族、吉田松陰門下生 |
192 | 寺田 弘 | 本 | (明治16年度下期退会)(牛込区牛込12) | 薩摩閥・黒田清隆系官僚、欧米巡回 | 鹿児島士族 |
193 | 寺田祐之 | 本 | 大蔵省火災保険取調掛御用掛准判任(小石川区小日向大六天町54) | 東京府書記官、鳥取・岡山・宮城・広島県知事 | 長野士族、平田の部下、獨逸学協会学校評議員 |
194 | 寺田勇吉 | 本 | 太政官会計部6等属(牛込区牛込北町12) | 彰義隊出身、大学南校開成学校卒、統計院3等属、東京外語教諭、文部省参事官同書記官、東京商業学校長 | 旧幕臣、獨協学校教員、マイエット「日本家屋保険」訳者 |
195 | 寺田良輔 | 開拓使、津軽・福島郡長 | 准陸軍少佐、函館・松前郡長、福岡始審裁判所小倉支庁検事、明治41年没 | 徳島藩士 | |
196 | テッヒョー | 内閣雇顧問Hermann Techow | 1883年来日 | (青木獨逸公使が招請) | |
197 | 東条一郎 | 本 | 外務省3等属書記生(明治18年度上期退会) | 外務省語学校獨逸語教師、外務書記官、通商局次長、東京米穀商品取引所理事 | 東京士族、「ドイツ開国戦記」(明治8年)訳者 |
198 | 時任為基 | 開拓使3等出仕、大書記官 | 開拓権大書記官、函館県令、宮崎県知事、元老院議官、高知・静岡・愛知・大阪・宮城県知事、明治38年没 | 鹿児島藩士 | |
199 | 徳重正雄 | 本 | |||
200 | 徳屋松太郎 | 本 | 外国語学校卒、獨逸語私塾経営 | 東京 | |
201 | 戸田氏共 | 工務省鉱山局御用掛准奏、伊藤憲法調査随行 | 米国遊学、墺国公使、諸陵頭、式部長官、伯爵 | 大垣藩主 | |
202 | 土井百之 | 本 | 横浜海岸仲通アーレンス社員 | ||
203 | 富岡敬明 | 貴 | 熊本県令 | 佐賀藩権大参事、山梨県参事、熊本・徳島知事、貴族院議員、男爵、明治42年没 | 肥前小城藩士 |
204 | 鳥山重信 | 長野県少書記官 | 三重県参事6等判事、長野県大書記官 | 山口出身 | |
205 | バロン・フォン・ドールヘルヒ | Baron von Doerferch | |||
206 | 中井 弘 | 貴 | 外務省御用掛、工部省兵庫局長、権大書記官 | 仏英渡航、渡米、元老院議官、志賀県令、同知事、貴族院議員、京都府知事、明治27年没 | 鹿児島藩士、「漫遊記程」著者 |
207 | 長井長義 | 本 | 伯林大学有給助手(ホフマン教授) | 理学博士、第一期ドイツ留学生、東大教授、内務省衛生試験所長、エフエドリン合成成功、昭和4年没 | 徳島藩士、獨逸学協会学校中学校長 |
208 | 長尾俊次郎 | 本 | 太政官、文書局御用掛准判任(明治16年)(麻布区市衛町2丁目25) | 佐賀伊万里県人、ロッシェル「農業経済論」訳者 | |
209 | 長岡義之 | 大蔵省外国品調度掛長、権大書記官関税局検査官 | 大阪税関長、会計検査院検査官、法学博士 | 山口士族(麹町区元園町2丁目4) | |
210 | 中島精一 | ||||
211 | 中島宗雄 | 本 | 大蔵省火災保険取調掛、御用掛准判任 | 平田の部下 | |
212 | 中隈敬蔵 | 本 | 太政官会計検査院検査官補9等相当 | 会計検査院部長、同院長、大正13年没 | 島根士族・中隈輝雄弟 |
213 | 中根重一 | 本 | 太政官文書局御用掛准判任(明治16年)自治政研究会を組織、外務省翻訳官 | 貴族院書記官長、グナイスト「歳計予算論」、フェスカ「日本農業及び北海道殖民論」訳者、獨逸学協会幹事 | 芸藩士、ブルンチュリ「政治学」、ラートゲン「地方財政学」の訳者 |
214 | 中原 一 | 本 | |||
215 | 永峰弥吉 | 静岡県少書記官 | 内務少書記官、宮崎・佐賀県知事、明治27年没 | 静岡士族 | |
216 | 中村弥六 | 衆本 | 農商務省山林局権少書記官(明治16年) | 独留学、獨逸語学校雇教員、農商務省権少書記官、農商務3等出仕、司法次官、衆議院議員、信濃商業銀行頭取 | 長野士族、明治13~15年は独留学 |
217 | 長与専齋 | 貴本 | 内務省衛生局長、大書記官(駿河台北甲賀町8) | 岩倉大使随行員、内務省衛生局長、東大医学部、貴族院議員、明治35年没 | 長崎士族、獨逸学協会第二部委員、緒方洪庵門下 |
218 | 西 周 | 貴本 | 宮内省御用掛、陸軍御用掛(京橋区30間堀町3丁目17) | オランダ留学、元老院議官、学士会院会長、男爵、明治30年没、「百一新論」(明治7)、ヘヴン「心理学」(明治11)の著訳者、貴族院議員 | 津和野士族、協会第一部・第三部委員、獨協学校長、養子は海軍中将伸六郎(外相・伯爵林薫の弟) |
219 | 西村捨三 | 内務省警保局長、太政官参事院議官補(明治16年)(赤坂区赤坂田町3丁目14) | 内務大書記官、内務省土木局長、沖縄県令兼判事、大阪府知事、農商務次官、明治41年没 | 滋賀士族 | |
220 | 西村亮吉 | 貴 | 大分県令 | 大分・鳥取県知事、貴族院議員、大正6年没 | 高知士族 |
221 | 丹羽藤太郎 | 本 | 東京大学医学部助教授 | 大学南校独法科・薬学科卒、獨逸留学、東大教授、薬学博士 | 日本薬剤師会長、日本製薬協会長 |
222 | 練木喜三 | 本 | 埼玉 | ||
223 | 野口可輔 | 本 | |||
224 | 野村 靖 | 貴 | 神奈川県令、駅逓総官(麹町区下2番町74) | 岩倉大使随行者、神奈川県令、内務大臣、逓信大臣、子爵 | 山口士族、吉田松陰門下 |
225 | 萩原汎愛 | 福岡県1等属 | 獨逸留学(明治2年、伯林大学医学) | 高知 | |
226 | 萩原三圭 | 本 | (明治17年度上期退会) | 侍医局勤務奏任4等上、医術開業、明治27年没 | 高知出身(青木・桂らと獨逸留学 |
227 | 橋爪源太郎 | 本 | 東京 | ||
228 | 橋本綱常 | 貴本 | 陸軍軍医監、東大教授(麹町区三番町32) | 伯林大学留学、文部省御用掛、陸軍省病院御用掛、日赤病院長、貴族院議員、子爵、枢密顧問官 | 福井藩士、獨逸学協会学校評議員、左内の弟 |
229 | 長谷川 泰 | 本 | 文部省御用掛奏任 | 警視庁病院長。衆議院議員、衛生局長、明治45年没 | 新潟士族 |
230 | 服部一三 | 東京大学少書記官、綜理補、従6位、予備門主幹 | 米留学、東京大学法学部長兼予備門主長、兵庫県知事 | 長州藩士(本郷区本郷金助町72) | |
231 | 花房直三郎 | 本 | マイエット「日本土地抵当貸借所創立方案」訳者 | 東京外語教諭、内閣統計局長、欧州出張、法学博士 | 岡山藩士、義質(日赤社長子爵)弟 |
232 | 早川 勇 | 元老院権大書記官 | 奈良県知事、元老院大書記官、明治32年没 | 福岡藩士 | |
233 | 林 誠一 | 警視庁3等警視、陸軍歩兵中尉 | 陸軍中尉、長崎・大阪控訴院検事長 | 山口士族 | |
234 | 林 英吉 | 和歌山県1等属 | 農商務省局長、逓信省会計局次長、東京郵便電信局長 | 山口士族 | |
235 | 原 桂仙 | 本 | (麹町区飯田町4丁目10) | 蘭学者、陸軍医正、ドイツ留学、明治22年没 | 伊那沢渡藩士、協会第二部委員 |
236 | 原 退蔵 | 開拓使権少書記官、陸軍少佐 | 宮崎県大書記官 | 静岡出身 | |
237 | 原 保太郎 | 山口県令 | 米留学、兵庫県大書記官、山口県令、山口・福島各県知事、北海道庁長官、貴族院議員 | 山口士族 | |
238 | 原田豊吉 | 本 | 弁護士 | 獨協専修科卒業(明治21年) | |
239 | 伴 輝吉 | 本 | (東京府出身) | ||
240 | 土方久明 | 本 | ドイツ留学、伯爵、明治31年没 | 土佐藩士、久元伯爵の息子 | |
241 | 東伏見嘉彰親王 | (神田区駿河台袋町5) | 陸軍戸山学校長、東京鎮台司令長官、陸軍中将 | 皇族 | |
242 | 人見 寧 | 茨城県令 | 茨城県大書記官 | 静岡士族 | |
243 | ヘーリング・オット | (明治18年来日)Otto Herring | ドクトル、独逸語教師 | 獨逸学協会学校専修科教授 | |
244 | 平島及平 | 本 | |||
245 | 平田東助 | 貴本 | 大蔵省書記局権少書記官兼太政官会計部少書記官、大蔵省議案局兼務火災保険取調掛委員(牛込区市谷左内坂町21) | ロシア・ドイツ留学、貴族院議員、農商務大臣、枢密顧問官、伯爵、内務大臣、内大臣、大正14年没 | 米沢藩士、獨協委員長、伊藤憲法調査随行、ブルンチュリ訳者 |
246 | 平塚定二郎 | 本 | 東京外国語学校助訓、「獨逸文法階梯」(明治14)著者、ロッシェル「農業経済論」訳者 | 東京外語卒業、参事院書記生、商法編纂御用掛、会計検査院検査官第一課長・部長、明治16年農商務4等属の時、品川の命で協会学校設立に奔走(麹町区4番町3) | 和歌山士族、ブルンチュリ「国家論」訳者、獨協評議員、獨協教師、平塚雷鳥の父 |
247 | 平山靖彦 | 広島県大書記官 | 秋田県知事、大分県知事 | 広島士族 | |
248 | 広田千秋 | 開拓使(亀田上磯茅部)部長 | |||
249 | フォン・アイゼンテッヘル | von Eisenttechel駐日弁理公使 | 独乙公使館(麹町区永田町1丁目) | ||
250 | 深津無一 | 山形県少書記官 | 秋田、山形、富山にて書記、明治23年没 | 東京平民 | |
251 | 福家安定 | 本 | 陸軍省総務局砲兵中尉 | 陸軍砲兵課、陸相秘書、明治27年没 | 高松藩士 |
252 | 藤川為親 | 栃木県令 | 各県参事、栃木・島根県令、明治18年没 | 伊万里藩士族 | |
253 | 藤村紫朗 | 貴 | 山梨県令 | 山梨県令、愛媛県知事、貴族院議員、男爵、明治42年没 | 熊本士族 |
254 | 藤山治一 | 本 | ベルリン、ボン大学留学 | 駒場農学校卒、東京外語御用掛、陸軍教授、早大教授 | 佐賀士族、獨協学校教員 |
255 | ブッチェル | ドイツ領事館書記官(明治13年来日)F.Putzier | ドイツ公使館勤務、東大予備門雇入 | 獨協学校教員(84~85年) | |
256 | 船越重舒 | 長野県下伊那郡長 | |||
257 | 船越 衛 | 千葉県令(大村益次郎門下、嗣子妻は山県娘) | 千葉・宮城県知事、貴族院議員、男爵、大正2年没 | 広島藩士(宮中顧問官) | |
258 | 舟橋重三 | 本 | ロエスレル博士助手、明治33年没、クリューゲル通訳 | 会津若松藩士 | |
259 | 古屋 肇 | 本 | (赤坂区赤坂新町5丁目42) | ||
260 | 坊城俊章 | 本 | 陸軍省近衛局都督伝令使、歩兵大尉(ドイツ留学) | 山形県知事、貴族院議員、伯爵、明治39年没 | 公卿(駿河台鈴木町16) |
261 | 星野輝賢 | 島根県大書記官 | 新潟 | ||
262 | 穂積陳重 | 貴本 | (妻は渋沢栄一娘、二女は石黒子爵妻)(神田区猿楽町2丁目5) | 英・独留学、帝大教授、法科大学長、貴族院議員 | 宇和島藩士、三女は市川三喜妻 |
263 | 堀金峯 | 函館県少書記官 | |||
264 | 堀 保 | 本 | (南豊島郡原宿村104) | ||
265 | 本田康直 | 本 | 獨協学校教員 | ||
266 | マイエット・パウル | (明治8年来日、明治26年帰独)神田区駿河台袋町13 Paul Mayet(1846~1920) | 岩倉大使の米欧回覧の際に来日を交渉、のちに大蔵省財政顧問、農商務省調役、東大ドイツ語教師 | 「日本農民の疲弊及び其救治策」「農業保険論」の著者 | |
267 | 曲木如長 | 露西亜公使館2等書記生 | 衆議院議員 | 東京 | |
268 | 曲淵景章 | 本 | マイエット「日本農民の疲弊及び其救治策」訳者 | ||
269 | 真崎秀郡 | 愛媛県一等警部 | 長崎 | ||
270 | 増野助三 | 本 | (麹町区飯田町6丁目21) | 陸軍大佐、明治41年没 | 山口士族 |
271 | 益森英亮 | 太政官会計検査院検査官補、二等書記官 | 獨協機関誌「学林」編集者、愛媛県6等属 | 山口、獨協委員、同学校幹事 | |
272 | 松田道之 | (京橋区木挽町10丁目13) | 大津県令、内務大丞、戸籍頭、内務大書記官、東京府知事、地方官会議幹事長 | 鳥取士族 | |
273 | 松浦良春 | 本 | マイエット「農業保険論」訳者 | ||
274 | 松方正義 | 貴 | 内務卿、大蔵卿(芝区三田1丁目28) | 蔵相、貴族院議員、首相、内大臣、公爵、大正13年没 | 鹿児島士族 |
275 | 松平正直 | 宮城県令 | 内務次官、貴族院議員、枢密顧問官、男爵、大正4年没 | 福井藩士 | |
276 | 松野 磵 | 本 | 農商務省山林局御用掛准奏任(獨逸山林学校卒)(麹町区下2番町1) | 北白川宮に従い独留学、農科大学教授、林業試験長 | 山口出身、協会第三部委員 |
277 | 松原新之助 | 本 | (本郷区湯島三組町87) | 明治14年ドイツ留学 | 島根士族 |
278 | 藤藤 達 | ||||
279 | 松本 鼎 | 熊本県大書記官(熊本県令) | 戊辰役軍監、和歌山県知事、貴族院議員、男爵 | 山口藩士、松下村塾生 | |
280 | 三浦恭助 | 本 | (荏原郡上目黒村694) | ||
281 | 三浦十郎 | 本 | (印刷局官宅) | 佐土原人 | |
282 | 三浦泰輔 | 本 | |||
283 | 三浦良春 | 本 | 大蔵省書記官御用掛准判任(神田区猿楽町12) | マイエット「日本公債論」訳者 | 獨協学校教員、平田の部下 |
284 | 三沢輔三郎 | 本 | (明治17年度下期退会)(獨逸公使館) | (麹町区永田町11) | |
285 | ミハエリス・ゲオルグ | 法学、行政学、民法、経済学(明治18年来日) George Michaelis(1857~1936) | 法学博士、ベルリン地方裁判所検事局候補官、のちにドイツ帝国宰相、ボンメルン州政府首相 | 獨協学校専修科教授・教頭1885~89在任 | |
286 | 士生荘之輔 | 本 | |||
287 | 宮島信吉 | 岐阜県少書記官 | 第三銀行監査、帝国海上運送火災保険㈱取締役 | 岐阜、農商務省農務局長 | |
288 | 宮島鈴吉 | 本 | (神田区西小川町2丁目、菅谷方) | 獨協学校教員 | |
289 | 水野忠愛 | 本 | 子爵 | 結城藩主 | |
290 | 三好重臣 | 監軍本部中将、東部監軍部長(牛込区牛込砂土原町26) | 奇兵隊員、大阪鎮台司令官、陸軍中将、子爵、枢密顧問官 | 山口士族 | |
291 | 三好退蔵 | 貴本 | 司法省大書記官(伊藤憲法調査随行) | 大審院判事、司法次官、検事総長、大審院長、貴族院議員 | 日向高鍋藩士 |
292 | 武者小路実世 | 本 | (ドイツ留学) | 参事院議官補、子爵、明治20年没 | 公卿 |
293 | 村岡範為馳 | 本 | 文部省6等属、ケール「平民学校論略」訳者(麹町区土手3番長14) | 獨逸教育事情紹介、東大教授、理博、東京女高師校長 | 鳥取士族、東京音楽学校長 |
294 | 村田 保 | 貴 | 太政官法制部権大書記官兼外務権大書記官 | 明治13「刑法註釈」出版、貴族院議員 | 旧幕士族、大日本水産会創立者 |
295 | メッケル | (明治18年来日) Klemens W.J.Meckel | プロイセン陸軍士官学校教官、参謀、桂太郎の知友 | 陸軍大学教官・参謀本部顧問 | |
296 | モッセ・アルベルト | 市町村制の権威 グナイスト門下 Albert Mosse(1846~1925) |
ベルリンの日本公使館顧問、内閣及び内務省法律顧問として来日(明治19年来日、立憲政体・行政法教授) | ||
297 | 本尾敬三郎 | 本 | 外務権少書記官、太政官御用掛(獨逸公使館書記生)(赤坂区青山南町49) | 福井県大書記官、行政裁判所評定官、大審院判事 | 東京、獨協教員、協会第一部委員 |
298 | 本部 泰 | 愛媛県知事 | 鳥取士族 | ||
299 | 百渓 隣 | 本 | 『獨和熟語辞典』訳者 | ||
300 | 森 醇 | 群馬県大書記官 | 群馬県大書記官 | ||
301 | 森岡昌純 | 兵庫県令 | 農商務少輔、貴族院議員、男爵、明治31年没 | 鹿児島藩士 | |
302 | 森田斐雄 | ||||
303 | 師岡政挙 | 長野県上水内郡長 | 長野県小県郡長 | 長野 | |
304 | 八木秀太郎 | 本 | 東京陸軍病院剤官副 | 愛知 | |
305 | 安木徳寛 | 本 | 山林学校助教授、3等属 | 東京 | |
306 | 矢田部正章 | 警部長 | |||
307 | 柳本直太郎 | 兵庫県少書記官 | 長崎・愛知県書記官、名古屋市長、大正2年没 | 福井藩士 | |
308 | 山尾庸三 | 工部卿 | 参事院議官、宮中顧問官、法制局長官、北白川宮別当、子爵 | 山口士族、幕末に樺太探検 | |
309 | 山県有朋 | 参議、参謀本部長、陸軍中将(麹町区富士見町1丁目1) | 奇兵隊軍監、官軍参謀、首相、元帥、公爵、枢密院議長 | 山口士族(松下村塾生) | |
310 | 山県伊三郎 | 本 | 獨国伯林公使館3等書記生 | 徳島・三重各県知事、内務次官、枢密顧問官 | 有朋の養子、獨協学校評議員 |
311 | 山県直吉 | 本 | |||
312 | 山口小太郎 | 本 | (明治17年、東京外語卒業) | 参事院、東京外国語学校教授(ドイツ語科主任)、ドイツ留学(明治33~36年)、大正6年没 | 旧幕士族、獨協学校教員、「獨逸語学雑誌」編集者 |
313 | 山崎喜都真 | 本 | 農商務省農務局御用掛准判任(明治16年度退会) | 農商務省地質調査所4等属、明治43年没 | 東京府人(麹町区上6番町12) |
314 | 山田顕義 | 参議、陸軍中将、内務卿(岩倉大使随行)(麹町区飯田町6丁目21) | 戊辰役参謀、工部・司法卿、貴族院議員、法相、伯爵 | 山口士族(松陰門下) | |
315 | 山田三之助 | 本 | |||
316 | 山田春三 | 山口県7等警部 | 福島・埼玉・静岡・広島各県知事、貴族院議員 | 山口士族 | |
317 | 山田信道 | 本 | 大審院判事奏任、鳥取県令 | 農商務大臣、会計検査院長、男爵 | 熊本藩士 |
318 | 山吉盛典 | 本 | 福島県令(明治10~15年) | 山形県視学官、明治11年5月大久保利通暗殺直前の面談者 | 米沢士族(福島県大書記官) |
319 | 山脇 玄 | 貴本 | 太政官法制部権少書記官、獨逸法律書多数講述(麹町区土手3番町7) | 明治3年獨逸留学(法律学)、法制局部長、行政裁判所長官、貴族院議員、大正14年没 | 福井藩士、獨協学校幹事・評議員、協会第一部委員、房子の夫 |
320 | 湯川 彰 | 愛媛県少書記官 | 愛媛県大書記官 | 山口 | |
321 | 横川源蔵 | 山形県少書記官(明治16年) | 滋賀 | ||
322 | 吉井幸蔵 | 本 | (麹町区永田町2丁目15)吉井勇の父 | 欧米留学、伯爵、枢密顧問官、貴族院議員、明治24年没 | 鹿児島藩士、友実の子 |
323 | 吉井友実 | 元老院議官、兼工部大輔 | 禅正少弼、大蔵少輔、宮内次官、日本鉄道会社社長、伯爵 | 鹿児島士族、枢密顧問官 | |
324 | 芳川顕正 | 外務省少輔(明治15年、東京府知事) | 内務大輔、内務大臣、枢密院副議長、伯爵 | 徳島藩士、國學院大学長 | |
325 | 吉田市十郎 | 内務省取調局御用掛准奏任 | 明治39年没 | 埼玉 | |
326 | 吉田 進 | 本 | |||
327 | 吉田清英 | 埼玉県大書記官 | 埼玉県令、同県知事(明治15~22年) | 鹿児島藩士 | |
328 | 吉田清吉 | ||||
329 | 吉田正春 | 本 | 外務省御用掛、兼太政官御用掛 | 外務少書記官、伊藤憲法調査随行、大正9年没 | 土佐藩士、吉田東洋の長男 |
330 | 吉村正義 | 大蔵省記録局権少書記官 | 山口 | ||
331 | ラートゲン | 行政学、商業政策Karl Rathgen(1921年没) | 農商務省嘱託、東大教授、マールブルク大教授 | 獨協学校専修科教員、滞日8年 | |
332 | ロエスレル | ロストック大教授(明治11年来日,26年帰獨)Hermann Roesler(1834~94) | 太政官雇、ドイツ・ドクトル、明治27年没、商法典起草、井上毅の知友(赤坂区霊南坂町17) | 政府法律顧問、憲法草案や条約改正へも国権論の立場から助言 | |
333 | ルードルフ | Garr Rudolph | 司法省雇法律顧問 | 青木獨逸公使が招請 | |
334 | レーマン | 京都府医学校雇(明治3年来日)Rudolf Lehmann | ベルリン大・ポーゼン師範学校教員 | 東京外語教師、獨協学校教員 | |
335 | 若林 治 | 本 | (東京府出身) | 弁護士 | 獨協専修科卒業(明治21年) |
336 | 和田音吉郎 | 本 | 獨協学校教員 | ||
337 | 和田維四郎 | 本 | 文部省御用掛、農商務省御用掛准奏任(赤坂区葵町3) | 開成学校教授、内務省地理局長、理科大教授、農商務省鉱山局長、製鉄所長官、理学博士 | 福井平民、協会第三部委員、「フリードリッヒ大王農政要略」訳者 |
338 | 和田垣謙三 | 本 | 英国留学中(理財学) | 開成学校・東京外語卒、東大卒、ベルリン大学留学、農科大教授、私立東京学校校長、大正8年没 | 但馬豊岡士族、獨協専修科教員 |
339 | 和達孚嘉 | 宮城県少書記官 | 宮城県大書記官 | 静岡 | |
340 | 渡辺国武 | 本 | 福岡県令 | 高知・福岡県令、大蔵次官、逓信大臣、大蔵大臣、子爵 | 信州高島藩士、千秋の弟 |
341 | 渡辺洪基 | 太政官大書記官 | 岩倉使節団参加、外務省大書記官、東京府知事、帝大総長、墺国公使、元老院議官、貴族院議員、明治34年没 | 福井武生士族、佐藤舜海の弟子「学習院改正趣旨」著者 | |
342 | 渡辺醇之介 | 本 | 農商務省駅逓信御用掛准判任(明治16年) | 応報学舎、講耨学舎ドイツ語教師、マイエット訳者 | マイエット『農業保険論』訳者 |
343 | 渡辺 清 | 福岡県令、明治14年7月元老院議官 | 官軍参謀、福島県知事、貴族院議員、男爵、明治37年没 | 肥前大村士族 | |
344 | 渡辺千秋 | 鹿児島県令 | 鹿児島・佐賀県・京都府知事、内務次官、宮内次官、伯爵 | 信州高島藩士(貴族院議員) | |
345 | 渡辺廉吉 | 貴本 | (明治6~12年東京外語教諭)墺国公使館書記生 | スタインに憲法を学び伊藤調査団参加、首相秘書官、行政裁判所評定官、貴族院議員 | 越後長岡藩士 |
346 | 綿貫吉直 | 警視庁警視副総監、陸軍歩兵中佐 | 大警視、元老院議官、明治22年没(八重洲町2丁目4) | 福岡士族 |