会長挨拶
竹内文生会長の就任挨拶は準備中です。
木原前会長就任時のご挨拶
2018年6月に開催されました平成30年度獨協同窓会総会において、第10代会長に選任されました木原正義でございます。135年余の歴史を持つ獨協学園において中学・高校の同窓会会長を拝命し光栄至極であるとともに、その重責に負けぬよう一生懸命努力する所存でございます。
私は獨協同窓会でおよそ10年前から幹事を務め、浅野前会長の下では幹事長として獨協同窓会の発展のために活動してまいりました。そして今回一緒に汗をかいてきた仲間を中心に新執行部を立ち上げ、新たなスタートをきることになりました。
私は昭和47年(昭和1972年)に本校を卒業し、その後獨協医科大学に進みました。現在は大田区できはら整形外科を開業し、地域住民の健康と地区医師会の発展のために微力ながら尽力しております。
平成16年には私の息子も獨協中学に入学し、当時私が獨協医科大学時代にお世話になりました元生物学教授の永井伸一先生が校長をされており、「PTAを手伝ってもらえますか」と言われ、軽い気持ちで承諾してしまいました。その結果息子の在学中の6年間、この内4年間はPTA会長を務める羽目になってしまいました。そしてやっと息子が卒業し、会長の任が終了してホッとした間もなく今度は同窓会、後援会に駆り出されてしまいました。これで獨協中・高校の支援3団体(同窓会、後援会、PTA)のすべてに関わり、さらに獨協学園の理事にも推挙され、自分の意思とは関係なしに獨協グループにどっぷりとはまり込んでしまいました。
私が獨協高校に入学したのは昭和44年で、当時の校長は天野貞祐先生でした。翌昭和45年3月まで校長を務められ、最後の1年間を直にご指導いただきましたが、朝礼の際に頂きました訓示と凛としたお姿は今も脳裏に鮮明に残っております。学生生活では学友会に参加し、文化祭や体育祭の企画、運営したことが大きな思い出として残っておりますが、これが現在担っている獨協における役職の原点となっていると思われます。
学校を取り巻く環境が時代とともに変化してゆく中で、天野貞祐先生の教育理念は脈々と堅持され、さらに永井伸一前校長の教育理念である「当たり前のことを当たり前にやる」、そして渡辺和雄現校長は「自己実現」と「社会貢献」とを一致させるという点を強調されて指導にあたっておられます。私たち同窓生に宿る獨協魂は今の生徒たちに受け継がれております。
さて、同窓会では浅野前会長の下で様々な改革が行ってきましたが、これから新執行部が取り組む課題として、まず第1に財政の健全化の継続です。同窓会の資産が年々減少していく中、獨協学園創立130周年記念事業の一環として「奨学金」制度の充実を図るべく母校より1000万円の寄付金協力要請がありました。これに対し同窓会会計の見直しを行い、支出の削減を行うとともに、「財務拡充寄付」をスタートし、多くの同窓生より賛同のご寄付をいただきました。これにより6年間でおよそ1500万円の資産を増やすことができました。今後も「財務拡充寄付」を継続するとともに、新たに会計健全化を図るべく「会計部委員会」を立ち上げ、役員全員が委員となって財政の健全化、さらには安定化に向け協議してまいります。
第2の課題として同窓会組織の再編です。各種委員会の意見を総務委員会に集約し、決定案を常任幹事会に上げ、幹事会で決議するシステムが機能するようになりました。適材適所に経験者を配置し、特定の個人に仕事が集約しないよう考慮した人選となりました。また、若年層の意見を取り上げるため「獨協同窓会青年部(仮称)」を立ち上げると共に、ホームページやSNS等を利用して若年層の同窓会への関心度を高めていくよう検討してまいります。
第3の課題は同窓会の可視化(見える化)です。ホームページのリニューアルを行い、スピーディーに情報提供できるよう努めてまいります。また文化祭への参加、各種講演会開催、ドクターズクラブを始めとする同職種の集まりへの支援、同窓生の経営するお店の紹介、各学年の同期会等に積極的に参加して、同窓会の広報、見える化を促進してまいります。
独協通信は年々掲載内容が増し、ページ数も多くなってきました。会員の情報交換の場としてだけでなく、さらに充実した内容をお届けできるよう検討してまいります。近年コンピューターの普及により紙ベースではなく電子媒体による読者が増加していることもあり、希望者には独協通信もホームページを利用した電子媒体での閲覧のみに切り替えていくことが検討されています。
同窓会の財産である会員情報やこれまでに蓄積された情報、資料等は同窓会室に保管されていますが、電子媒体で残せるものを整理し、後世にわかりやすいように区分け、保存すべくシステムの構築を行います。
最後に、同窓会の財源は入学時と卒業後に徴収する同窓会費でほとんど賄われております。残念ながら年々同窓会費の納入率が低下していますが、この原因として比較的若い年代が経済的な理由から納入しないことと、高齢者人口増加に伴い会費免除者が増えてきたことが考えられます。これらの問題を解決していくには同窓会が魅力ある存在になり、会員の皆様に一層認知されなければなりません。新役員一同力を合わせ、同窓会のため、そして獨協学園発展のために精一杯努力する所存です。これからも皆様のご支援、ご鞭撻をよろしくお願い致します。